地方の劣等感
都会から地方に転勤して数年。
この街にも慣れた。過ごしやすくて不満はない。
でも東京に遊びに行った週末
新幹線に乗って帰ってきて、
この街に着くと本気で嫌気が差す。
自分が小さく感じるから。
地方=負け組、都会=勝ち組
自分で定義しているから。
まるで街の大きさと
自分の大きさが一緒かのように勘違いしてる
特別になりたい
人より勝ちたい
羨ましがられたい
周りを見下したい
と思って生きてきて
まぁ、平均よりは確実に上のスペックを手に入れた。でもなんか満たされない。
普通に幸せになることも幸せと
わかっているのに
向上心が強すぎて刺激を求める自分
東京に行くと
自分よりもレベルの高い人がいっぱいいる
欲望にまみれている街
憧れて住みたすぎるけど溺れてしまいそう
寂しさをお金で埋めるために
水商売でもしてしまいそう。
誘惑が多すぎる。
でも、やっぱり東京に住んでみたい。
死ぬほどに渇望している。
地方に住んでいるという劣等感が
きっとそうさせるのだと思う。